[メイン] GM : 準備できたらOCLO

[メイン] マヤノトップガン : 教えるよ☆

[メイン] 佐倉杏子 : 教えるよ

[メイン] GM : 出航だァあああ〜〜〜!!!

[メイン] マヤノトップガン : マヤちん、テイクオーフ☆

[メイン] 佐倉杏子 : 出航だァ~~~~~~!!!

[メイン] GM :

[メイン] 佐倉杏子 :  

[メイン] GM :

[メイン] GM : いつも通りの日常を過ごしていたあなたの元に、一通の手紙が届きます。

[メイン] 佐倉杏子 : 「────♪」
いつも通り、どこかから調達したリンゴを噛る。

[メイン] GM : それは白く、厚手の、柔らかさを感じる紙で出来た封筒です、百合の模様の封蝋がされています。

[メイン] 佐倉杏子 : 「ったく、あの調子じゃいつか潰れちまうんじゃねえのあの店」

[メイン] 佐倉杏子 : 「まっお陰で助かってるけどね」
真っ当な手段で得た物じゃないという認識は持っているが、その顔にはあまり反省の色は見えない。
慣れているといった雰囲気だ。

[メイン] マヤノトップガン :

[メイン] 佐倉杏子 : 「………んだこれ」
リンゴを一つ食べ終えて、手紙に気づく。

[メイン] 佐倉杏子 : 「落とし物……にしちゃ随分綺麗だけど」
住所不定であるが故に、自分宛であることには気づいていない。

[メイン] GM : 新雪のように真っ白なそれにはあなたの名前のみが書かれており、他には何も書いていません。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………は?」
宛名を見て驚く。

[メイン] 佐倉杏子 : 「いやいやいや…………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「何、ストーカー?いやそれはない」

[メイン] 佐倉杏子 : 「じゃあなんかの恨みか…?そんな事した記憶…………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………あるわ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……しっかたねえ、見るくらいはするか」

[メイン] GM : おそるおそる封筒を開けると、可愛らしい文字で描かれた、ほのかに甘い香りのする招待状が入っていました。

[メイン] GM : 招待状には「喫茶White Lily 白百合のアフタヌーンティーにご予約頂き、誠にありがとうございます」と書かれていました。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………は?」
予想してた内容とは全く違う物が出てきて驚きを隠せない。

[メイン] GM : 招待状の下の方には日時が記されており、それはもう数分後に迫っているようです。

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………………」
何だよこれ、意味わかんねえ。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………」
周囲を探る、感覚を研ぎ澄ませる。

[メイン] 佐倉杏子 : 魔女や使い魔の気配は、ない。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………なんだよこれ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「時間……?そもそも場所わかんねえっての」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………ばっからしい」

[メイン] 佐倉杏子 : 「無視するに限るねこんなの」

[メイン] GM : そうして、指定の時刻になりました。

[メイン] 佐倉杏子 : 手紙を投げ捨てようとする。

[メイン] GM : あなたは突然眠気に襲われます。

[メイン] 佐倉杏子 : 「っ……!?」

[メイン] 佐倉杏子 : 急に、眠気………?

[メイン] 佐倉杏子 : そのまま抗えずに眠りにつく。

[メイン] GM : 眠気に抵抗することも出来ずに、その場に崩れ落ちます。

[メイン] GM : あなたは寝息を立て始めました。

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM : いつも通りの日常を過ごしていたあなたの元に、一通の手紙が届きます。

[メイン] GM : それは白く、厚手の、柔らかさを感じる紙で出来た封筒です、百合の模様の封蝋がされています。

[メイン] マヤノトップガン : 「はいは〜い!」

[メイン] マヤノトップガン : 「テイオーちゃん、お手紙だって!……わっ、私宛てだ!」

[メイン] マヤノトップガン : 栗東寮の郵便受けから、一通の手紙を部屋に運び込む。

[メイン] GM : 新雪のように真っ白なそれにはあなたの住所のみが書かれており、他には何も書いていません。

[メイン] マヤノトップガン : 「パパから……じゃないみたい、もしかしてファンの人からかな?」

[メイン] マヤノトップガン : 手紙をくるくるとひっくり返す。

[メイン] マヤノトップガン : 「……ちっ、違うって〜!」ラブレターとか、そんな訳ないじゃんっ!マヤにはそういうの、まだ早いっていうか……」

[メイン] マヤノトップガン : 「もう!からかわないでってば!」

[メイン] マヤノトップガン : 拗ねて背を向けつつも、顔をアップルティーのように赤らめながら封を切り、おずおずとその中身を取り出す。

[メイン] GM : 封筒を開けると、可愛らしい文字で描かれた、ほのかに甘い香りのする招待状が入っていました。

[メイン] GM : 招待状には「喫茶White Lily 白百合のアフタヌーンティーにご予約頂き、誠にありがとうございます」と書かれていました。

[メイン] マヤノトップガン : 「……あれっ?」

[メイン] マヤノトップガン : 招待状を一通り眺めたうち。

[メイン] マヤノトップガン : 「……な〜んだ、間違い配達だったみたい。マヤ、ちょっとがっかりかも……」

[メイン] GM : 招待状の下の方には日時が記されており、それはもう数分後に迫っているようです。

[メイン] マヤノトップガン : 「ほら、『喫茶White Lily』だって。テイオーちゃん知ってる?」

[メイン] マヤノトップガン : 「……うん、私も初めて聞いたかも。この辺のお店じゃないみたい……って」

[メイン] マヤノトップガン : 「ええっ……!?テイオーちゃん、今って何時!?」

[メイン] マヤノトップガン : 「むむ、困ったなぁ……この寮の他の子宛てだったのが、間違えてマヤのとこに届いちゃってたのかも……」

[メイン] マヤノトップガン : 「マヤ、とりあえず今から寮長さんに相談して……っ」

[メイン] GM : そうしているうちに指定の時間になりました。

[メイン] GM : あなたは突然の眠気に襲われます。

[メイン] マヤノトップガン : 「んっ……あれ……?なんだか急に眠たくなって……」

[メイン] マヤノトップガン : 「うぅ……なんで?わかんない……」

[メイン] マヤノトップガン : そのままぱたり、と部屋の床に伏す。

[メイン] GM : あなたは寝息を立て始めました。

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM : 2人は、頬を撫でる風と、香ばしい香りで目を覚まします

[メイン] GM : そこは、百合で飾られた、小さなお店の一角でした。おしゃれな木のテーブルに、クロスが敷かれて、それと同じ拵えの白いウッドチェアに、クッションが敷かれていて、二人はそこに腰掛けてうたた寝をしていたようです。

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………っ」
目を開ける。

[メイン] マヤノトップガン : 「んっ……あれ?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………!?」
周囲に目をやり、驚愕する。

[メイン] マヤノトップガン : 「ここは……確かマヤ、お手紙読んでたら急に眠たくなっちゃって……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………っ」
なんだよ、ここ…………。

[メイン] 佐倉杏子 : さっき魔女も使い魔も気配はなかったはず……。
意味わかんねえ………。

[メイン] 佐倉杏子 : 「っ…………!」
咄嗟に、周囲を探るようにして感覚を研ぎ澄ませる

[メイン] マヤノトップガン : あたりを見回すうち、ふとその存在に気づく。

[メイン] 佐倉杏子 : やはり魔女や使い魔の気配は、ない

[メイン] GM : 外は静かな街の模様が見えて、街中には穏やかな時が流れていて、ある種現実離れして見えます。

[メイン] マヤノトップガン : 「あ……ねぇねぇ!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………!?うわっ…!?」
マヤの呼び掛けに

[メイン] マヤノトップガン : 「このお店?の人……じゃないよね?よく来るお客さんかな?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………?…………あー」
少し気持ちを落ち着けて、状況の整理を試みる。

[メイン] 佐倉杏子 : こいつも、あたしと同じ経緯で来たのか……?

[メイン] 佐倉杏子 : 「……悪い、よくわかんねえ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしとしても聞きたいんだけど、まずここどこだ……?」

[メイン] マヤノトップガン : 「んー……そっか!じゃあ、マヤとおんなじってことだね!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「おんなじ………」
まさかこいつも………

[メイン] マヤノトップガン : 「ふんふん……」

[メイン] マヤノトップガン : 「喫茶店……!奥から紅茶とフルーツの香りがするもん!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「喫茶……?」
眠る直前の出来事を思う返す。

[メイン] 佐倉杏子 : 「ちょっと聞いていい?」

[メイン] マヤノトップガン : 「……あっ、マヤはマヤノトップガン!マヤでもマヤちんでも好きに呼んでいいよ☆」

[メイン] マヤノトップガン : 無邪気な笑顔を返す。

[メイン] 佐倉杏子 : 「あー、そっちじゃなくて。まあいいやありがとな」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしは佐倉杏子。よろしく」
まあ対して交遊とかしないだろうけど、名前名乗られたからには返さねえとな……。

[メイン] マヤノトップガン : 「うんっ、よろしくね!キョーコちん!」

[メイン] マヤノトップガン : 「それでそれでっ、マヤの何が気になるの?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ちょっと気になることあってさ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そっちでなんか変な手紙貰ったりしてない?」

[メイン] マヤノトップガン : 「うーん……だから多分キョーコちんと一緒だよ?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………なるほどね」

[メイン] マヤノトップガン : 「キョーコちんがさっきからきょろきょろしてるのはそういうことでしょ?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「まあ……そうだね」

[メイン] マヤノトップガン : 「マヤ、そういうのわかっちゃうから」

[メイン] 佐倉杏子 : ………思ってたより随分鋭いな、こいつ。

[メイン] マヤノトップガン : 「うんうん……それよりさ、折角喫茶店なんだしお菓子でも食べながら整理するのはどうかなっ?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「折角、ねえ………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そもそも怪しすぎてそんな気起きないんだけど」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……つってもまあ、呼び出した本人取っ捕まえて話は聞かせてもらいたい気分だね」

[メイン] マヤノトップガン : 「んー……全部はわかんないけどさ、マヤたちをさらっちゃおうなんて考えならこんな喫茶店なんて場所に置いとかないと思う」

[メイン] マヤノトップガン : 「うんっ、それは賛成!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「だから意味わかんないんだよね。なに考えてんだか」

[メイン] マヤノトップガン : 「うーん……そもそもなんでマヤたち二人なのかってのもよくわかんないし」

[メイン] マヤノトップガン : 「……なんか、デートみたいだね?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「デートって」
初対面の奴に何言ってんだか

[メイン] マヤノトップガン : 「マヤさ、ここんとこトレーナーちゃん誘っても乗ってくれないし……っと、そんなこと言ってる場合じゃなかった」

[メイン] マヤノトップガン : 「『呼び出した本人』……ってことは、ここのマスターちゃんかな?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「まあなんでもいいさ、さっさと呼び出した本人取っ捕まえて……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………」
そもそもここどこかわかんねえからどうしようもないじゃん。

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………一旦待つ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「なんもわかんねえし、やることもない。」

[メイン] マヤノトップガン : 「すみませーんっ!!」

[メイン] マヤノトップガン : 店の奥に向かって元気に声を張る。

[メイン] ユージン : 「はーい!」

[メイン] マヤノトップガン : 「わ!」

[メイン] ユージン : 「お待たせしてしまい申し訳ないです」

[メイン] 佐倉杏子 : 「結構すぐ来たじゃん」
少し刺を含めて言う。

[メイン] マヤノトップガン : 「もう……マヤが呼んだからかもしれないじゃんっ」
軽く頬を膨らます。

[メイン] マヤノトップガン : 「じゃなくて、えっと……ここのマスターの人だよね?」

[メイン] ユージン : 「私は店員ですね、店長は……今ちょっと不在でして」

[メイン] マヤノトップガン : 「えーっ、じゃあマヤたちをここへ呼んだのは別の人?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ふーん………」

[メイン] ユージン : 「招待状のことでしたら私の方からは…」

[メイン] ユージン : 「あれは店長の手作りですので」

[メイン] マヤノトップガン : 「んー、だってさキョーコちん」

[メイン] 佐倉杏子 : 「まあなんだっていいよそんなこと」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……何の目的であたしら呼んだの?」

[メイン] ユージン : 「おっと、失礼しました」

[メイン] ユージン : 軽い咳払いをひとつ

[メイン] ユージン : 「こんにちは。佐倉様、マヤノトップガン様」

[メイン] マヤノトップガン : 「こんにちはっ♪」

[メイン] 佐倉杏子 : 「はいはい、こんにちは」
雑にあしらいつつも、挨拶されたからにはしっかりと返す。

[メイン] ユージン : 「この度は喫茶ホワイトリリィへご来店いただき、誠にありがとうございます」

[メイン] ユージン : 「本日は、心ゆくまで紅茶とお菓子をお楽しみくださいませ」

[メイン] ユージン : 「なお、おふたりに安らかなひと時を過ごしていただくため、私ユージンが給仕を勤めさせて頂きます。短い間ではございますが、何卒よろしくお願い致します」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………」
何言ってんだこいつ…

[メイン] ユージン : 「では、こちらがメニューになります」

[メイン] GM : 店員は2人に茶色の革で装丁されたメニューを差し出しました。

[メイン] GM : 「TEA MENU
 Darjeeling
 Earl Grey
 Assam
 Ceylon Kandy」

[メイン] マヤノトップガン : 「うんっ、ユージンちゃんね!よろしくね!」

[メイン] GM : 「軽食
生ハムとクリームチーズのミニジャボン・フロマージュ
燻製肉とアボカドのブルスケッタ
卵と挽肉のクロワッサンサンド
グレープのスコーン
チョコのスコーン
ストロベリーのスコーン
ザクロのタルト
リンゴのタルト
イチジクのタルト
ショートケーキ
モンブラン
チーズケーキ
ハンギミニパイ
ミニキッシュ
ミニポークパイ
特製ミートパイ」

[メイン] マヤノトップガン : 「わっ!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……」
目的が本当にわかんねえ。
かといって突いた所でなにか出そうにもないな。

[メイン] ユージン : 「それと本日のお代は結構です。佐倉様とマヤノトップガン様がご交友を深めていただければ幸いですので」

[メイン] マヤノトップガン : 「すごいすごいっ、本格的なメニューだ〜!」

[メイン] マヤノトップガン : 「コーユー?」

[メイン] ユージン : 「佐倉様とマヤノトップガン様の仲が良くなっていただくのが目的、ということです」

[メイン] マヤノトップガン : 「ふ〜ん……?でも、マヤとキョーコちん、一応今日が初対面だよ?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………ふーん」

[メイン] 佐倉杏子 : 少し、性の悪い笑みを浮かべて。

[メイン] 佐倉杏子 : 「……いくらでもただ飯食らっていいって言いたいの?」
わざと、あからさまに悪意をみせつつ。

[メイン] ユージン : 「はい、ご自由に」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………は?」
すっとんきょうな声を漏らす。

[メイン] マヤノトップガン : 「キョーコちん、食いしん坊〜☆」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………」
本当に意味がわからない……。
ただ………

[メイン] 佐倉杏子 : 「………じゃあそうさせてもらうよ」
これ以上突いてもなんも漏らさなさそうだな、こいつ。

[メイン] マヤノトップガン : 「ねえねえ、好きなの頼んでいいんだよねっ?」
目を輝かせて

[メイン] 佐倉杏子 : 「いいんじゃないの?こう言ってるし」

[メイン] ユージン : 「はい、お好きなものをご自由に……。
 多少提供までにお時間をいただくとは思いますが、そこはご了承ください」

[メイン] マヤノトップガン : 「んっ、はいはーい!マヤはね、セイロン・キャンディとショートケーキ!」

[メイン] マヤノトップガン : 「あー、でも〜……ダージリンとか、生ハムフロマージュにした方が大人っぽいかなぁ……?」

[メイン] マヤノトップガン : 「ねえねえっ、どう思うっ?キョーコちん?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「んじゃあたしは………」
紅茶ね………。

[メイン] 佐倉杏子 : 「ああ、うん」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしもわからないから好きにしたらいいんじゃない?」

[メイン] マヤノトップガン : 「もうっ!ちゃんと聞いてるの〜?」

[メイン] マヤノトップガン : 「ねっ、ユーちゃんはどうかな〜?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「わかんないのは本当だっての」
詳しい奴なら他に知ってるけど。

[メイン] ユージン : 「私からはなんとも。」

[メイン] マヤノトップガン : 「ん〜……じゃ、マヤがキョーコちんの分選んであげよっか?」

[メイン] マヤノトップガン : 「ええ〜〜!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「呼び出しといて知らないのかよ」
なんだこいつ

[メイン] 佐倉杏子 : 「まあいいや、じゃあ頼むわ。」

[メイン] ユージン : 「個人の好みまではなんとも……。」

[メイン] 佐倉杏子 : 「その、マヤノトップガン」
こいつの名前長っ

[メイン] マヤノトップガン : 「ん〜とね……へっ」

[メイン] マヤノトップガン : 「マヤでいいのに〜」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……じゃあ面倒くさいからそう呼ばせてもらうよ、マヤ」

[メイン] マヤノトップガン : 「は〜い!なにかな?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしの分の紅茶、決めてくれるって言うんなら適当に頼んだよ」

[メイン] マヤノトップガン : 「う〜ん……じゃ、軽食のメニューに合ったのを選んであげるね!」

[メイン] マヤノトップガン : 「マリアージュって言ってね、食べ物によってぴったりの紅茶があるんだよ♪」

[メイン] 佐倉杏子 : 「へー……じゃあそれ頼んどいて」

[メイン] マヤノトップガン : 「むむむ……マヤの話聞かないんだから……」

[メイン] マヤノトップガン : 指を加えてメニューとにらめっこをする。

[メイン] 佐倉杏子 : 聞くも何も他人だろあたしら。

[メイン] 佐倉杏子 : 「まっ、さっさと決めといて。やることもないし」

[メイン] マヤノトップガン : 「ん〜……じゃ、キョーコちん食いしん坊さんみたいだし……」

[メイン] マヤノトップガン : 「お腹も満たせつつ、スイーツ感も楽しめるミートパイ!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ありがとね。じゃあそれで」

[メイン] ユージン : 「お決まりですか?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「マヤよろしくー」

[メイン] マヤノトップガン : 「んっと、それで後味すっきりのアッサムティー!」

[メイン] マヤノトップガン : 「それでそれでっ、ユーちゃんは?」

[メイン] ユージン : 「私ですか?」

[メイン] マヤノトップガン : 「うん☆ 一緒に食べるでしょ?」

[メイン] ユージン : 「ご遠慮させていただきます」

[メイン] マヤノトップガン : 「ええーー!!なんでなんで!?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そりゃそうでしょ」

[メイン] マヤノトップガン : 「どうせマヤたちしかお客さんいないんだし、店長さんにはマヤたちが食べたって説明すればいいじゃん!」

[メイン] ユージン : 「他のお客さんが来るかもしれませんので」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そーいうこと」

[メイン] マヤノトップガン : 「むぅ……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「いいからそんなの諦めな。せっかくこいつ好きに使えるんだし」

[メイン] マヤノトップガン : 「うー、キョーコちんがそう言うなら……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そうしたほうが楽しいでしょ」

[メイン] マヤノトップガン : 「じゃあ、その分キョーコちんがちゃんとマヤの相手してよ〜?」

[メイン] マヤノトップガン : 口元を尖らせてみせる。

[メイン] 佐倉杏子 : 「えー……」
話すことないんだけど。

[メイン] 佐倉杏子 : 「まあ、あたしでいいなら相手するよ」
こいつもやることないだろうし、それぐらいはしてやるか。

[メイン] マヤノトップガン : 「よし!決まりね!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「んじゃ店員さん、注文よろしく」

[メイン] ユージン : 「佐倉様がミートパイとアッサム、マヤノトップガン様はいかがなされますか?」

[メイン] マヤノトップガン : 「う〜ん……じゃあ、今日は甘めにキャンディとショートケーキで!」

[メイン] マヤノトップガン : 「ダージリンは次来た時にお願いするもんね☆」

[メイン] ユージン : 「かしこまりました、セイロンキャンディとショートケーキで…」

[メイン] ユージン : 「紅茶はホットとアイスどうなさいますか?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……あたしはホットで」

[メイン] マヤノトップガン : 「マヤもホット!」

[メイン] ユージン : 「はい、かしこまりました
 少々お待ちくださいませ」

[メイン] マヤノトップガン : 「はーい!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「はいはい。頼んだよ」

[メイン] マヤノトップガン : 「キョーコちん、楽しみだね〜♪」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……何が出てくるのかねえ」

[メイン] マヤノトップガン : 落ち着きなさそうにきょろきょろと見渡しながら

[メイン] マヤノトップガン : 「何がって、マヤがせっかく選んであげたのにっ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ああごめんね。別にマヤに文句言ってんじゃない」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしは単純にこの店が信用できない」

[メイン] マヤノトップガン : 「う〜ん……そっか」

[メイン] マヤノトップガン : 「……わかった!じゃあキョーコちんは、気をつける担当!」

[メイン] マヤノトップガン : 「それでね、マヤが盛り上げる担当ねっ!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………っ」
あまり表情には出さないが、少し意外そうな反応を示す。

[メイン] 佐倉杏子 : 「……じゃあそういうことにしといてよ」

[メイン] マヤノトップガン : 「ねっ?これなら無理しないで、二人とも安全に盛り上がれるでしょ!」

[メイン] 佐倉杏子 : ………本当、思ってたより随分しっかりしてるな、こいつ。

[メイン] マヤノトップガン : 「はーい!アイ・コピーっ!」

[メイン] ユージン : 「お待たせしました、お先に紅茶です」

[メイン] GM : 音もなくテーブルの横に立っていました

[メイン] 佐倉杏子 : 「はいはい、ご苦労様」

[メイン] マヤノトップガン : 「わっ!ありがとー☆」

[メイン] ユージン : 「こちらがセイロンキャンディで、こちらがアッサムです」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………!?」

[メイン] 佐倉杏子 : さらっと流しそうになったけどこいついつここに……

[メイン] マヤノトップガン : 「んっ、いい匂い〜……」

[メイン] マヤノトップガン : 「うん?どうしたのキョーコちん?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……なんでもないよ」

[メイン] GM : 和風の絵が描かれた青色のティーセットを佐倉杏子の前に、
ピンクのバラの絵が描かれたティーセットをマヤノトップガンの前に置きました。

[メイン] ユージン : 「こちら紅茶に入れるトッピングとして、ミルク、レモン、ジャム、砂糖がございます。お好みでどうぞ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……ありがとね、じゃあまた後で」

[メイン] マヤノトップガン : 「わぁ……!どれにするか悩んじゃう……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………」
……いつもどう飲んでたかな、あたしは。

[メイン] 佐倉杏子 : そしてあいつは確か………。

[メイン] マヤノトップガン : 「……どうしたの、キョーコちん?冷めちゃうよ〜?」

[メイン] 佐倉杏子 : 甘い方があたしの好みだけど

[メイン] 佐倉杏子 : 「………じゃっ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「いただきます」

[メイン] 佐倉杏子 : 何もいれず、そのまま飲む。

[メイン] マヤノトップガン : 「…………」
その様子を、じっと眺める。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………!?」

[メイン] マヤノトップガン : 「それじゃ、私も飲もうかな」

[メイン] マヤノトップガン : しばらく、上り立つ湯気の優しくまろやかな香りを味わったのち。

[メイン] マヤノトップガン : 持ち上げたカップをゆっくりと傾け、こくこく……と。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………」
一旦カップを口から放すと、少し唇を噛む。

[メイン] 佐倉杏子 : やっぱ、信用できねえ。
何考えてんだよ、あいつ………。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………いいじゃん、この紅茶」
そんな思いとは裏腹に、少しだけ軽くはずんだ調子で口が動く。

[メイン] マヤノトップガン : 「……うん。美味しいね」

[メイン] マヤノトップガン : 「キャンディの飲みやすさを損なわないまま、ほどよい甘味とフルーティーな香りをうまく成り立たせてて」

[メイン] 佐倉杏子 : 「まっ、味くらいは認めてやってもいいかもな」
少しだけ微笑みを交えて言う。

[メイン] マヤノトップガン : 「……ふふっ」

[メイン] マヤノトップガン : 「キョーコちん、調子出てきた?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………さあてね」
少し口元を隠し、目を反らして答える。

[メイン] マヤノトップガン : 「……ん。それじゃ」

[メイン] マヤノトップガン : 「そっちのアッサムも、飲んでみよっかな?」
いつの間にか杏子のカップを手に

[メイン] 佐倉杏子 : 「………まて」

[メイン] マヤノトップガン : 「うん?」

[メイン] マヤノトップガン : 「大丈夫。キョーコちんが毒見してくれたんでしょ?」

[メイン] 佐倉杏子 : 考える暇もなく、とっさに言い放ってしまった。

[メイン] 佐倉杏子 : 明らかに飲ませるべきじゃないと感じた。
だってこの紅茶は…………。

[メイン] マヤノトップガン : 「……どうしたの?」

[メイン] マヤノトップガン : 首を傾げ、真っ直ぐに見つめる。

[メイン] 佐倉杏子 : だからといって止める理由もない。
こいつは恐らく気づいちゃいないから。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………あたしはもっとこれ飲んでたい」

[メイン] マヤノトップガン : 「ありゃ……そっか」

[メイン] マヤノトップガン : そっと紅茶を杏子の前に戻す。

[メイン] 佐倉杏子 : 「まっ、あたしわがままで性格も悪いからさ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「面倒たくさんかけるだろうけど、マヤには我慢してほしいね」

[メイン] 佐倉杏子 : あたしのに限らず、マヤにはこの店の紅茶をこれ以上飲ませたくない。
だからといって止める理由もない。

[メイン] 佐倉杏子 : ………あたしが泥被りゃ、少しはどうにかなるかな。もしかしたら

[メイン] マヤノトップガン : 「えへへ、面倒たくさん……って、それこそ長い付き合いを見据えてるみたいだね〜」

[メイン] 佐倉杏子 : 今注文して飲んでる分は止められないけど、これぐらいは、さ。

[メイン] ユージン : 「お待たせしました、特製ミートパイとショートケーキです」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………は?」
自分の言ったことの意味に気づき、すっとんきょうな声を少し出す。

[メイン] GM : テーブルの横に音もなく立っていました

[メイン] マヤノトップガン : 「……それに、面倒なんかじゃ……おっと」

[メイン] GM : ミートパイを佐倉杏子の前に
ショートケーキをマヤノトップガンの前にそれぞれ置きました。

[メイン] マヤノトップガン : 「メインディッシュだ〜☆」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ありがとね、運んでくれて」
さっき紅茶を運んできた時よりも、明らかに柔らかくなった対応をユージンに返す。

[メイン] ユージン : 「いえいえ、ごゆっくり」

[メイン] マヤノトップガン : 「うん。ありがとね〜」

[メイン] 佐倉杏子 : しっかしまあ、こいつ本当どこから湧いてきてんだろうね。
信用できねえ。

[メイン] GM : 店員は店の奥へと歩いて行きました。

[メイン] マヤノトップガン : 「そんじゃ、お気持ちに甘えてゆっくりいただこっか。ね?」

[メイン] マヤノトップガン : 杏子に軽いウインクを。

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………」
さて明らかに怪しい。
見た目はどう見てもうまそうだけど、はっきり言って滅茶苦茶食いたくない。

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………ああ、じゃあ食うか」
マヤに軽く返す。

[メイン] 佐倉杏子 : 「いただきます」

[メイン] マヤノトップガン : 「いただきま〜す☆」

[メイン] 佐倉杏子 : ただどんな理由があろうと、あたしは食べ物を粗末にはしたくない。

[メイン] 佐倉杏子 : 「あー……んっ」
ミートパイをフォークで一口大に切り、そのまま口に運ぶ。

[メイン] マヤノトップガン : フォークでクリームの海を断ち切るように、一口大のスポンジをすくって口に運ぶ。

[メイン] マヤノトップガン : もちろん、そこにふわりと着水したイチゴは最後に残して。

[メイン] 佐倉杏子 : そのまま食べ進める。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………マヤ」

[メイン] マヤノトップガン : 「うん?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そっち食べてて、どうだった?」

[メイン] マヤノトップガン : 「え? えっと……美味しいよ?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……そっか」

[メイン] マヤノトップガン : 「うん。生クリームの甘さといちごの甘酸っぱさを、スポンジケーキが優しく包み込んでるみたいで」

[メイン] マヤノトップガン : 「……なんて、食レポのマネ☆」

[メイン] マヤノトップガン : 「そういうキョーコちんはどう? 美味しい?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あー……まあ、」

[メイン] マヤノトップガン : 興味深く探るように、瞳を見つめて。

[メイン] 佐倉杏子 : 「……かなりうまいと思う」

[メイン] マヤノトップガン : 「そっかそっか。よかった〜」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……ちょっと悪いんだけどさ」

[メイン] マヤノトップガン : 「うん?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そっちのショートケーキ、うまそうだしちょっと貰っていい?」

[メイン] マヤノトップガン : 「へっ…い、いいよ?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ありがと、じゃあいただきます」

[メイン] マヤノトップガン : 「あ」

[メイン] マヤノトップガン : 「ちょっと待ってっ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……やっぱ嫌なの?」

[メイン] マヤノトップガン : フォークで一端を切り崩し。

[メイン] マヤノトップガン : 「はい」
それを持ち上げて。

[メイン] マヤノトップガン : 「あ〜〜ん?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「はっ………?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………」
いやいやいや

[メイン] マヤノトップガン : 驚く隙に、強引に口の中へ。

[メイン] マヤノトップガン : 「えいっ」

[メイン] 佐倉杏子 : 距離近すぎないかこいつ……?

[メイン] 佐倉杏子 : 「はむっ……?!」

[メイン] マヤノトップガン : 「んっ」

[メイン] マヤノトップガン : 「どう……かな?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………」
少しだけ慌てたが、すぐに落ち着いて

[メイン] 佐倉杏子 : 「………ああ、まあ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ありがとな、うまい」

[メイン] マヤノトップガン : 「えへへ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……うん、クールなキョーコちんもいいけど、そうやって油断した素顔のキョーコちんが……」

[メイン] マヤノトップガン : 「……っ……!……や、なんでもないっ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………そういうとこ、かわいいよな。マヤ」

[メイン] 佐倉杏子 : ……………あっ…。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………!?」

[メイン] マヤノトップガン : 「うぁっ」

[メイン] 佐倉杏子 : 自分の出した言葉に驚きを隠せない

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………」
きまずい………。

[メイン] マヤノトップガン : 「…………」
少しの間、俯いてもじもじとしたのち。

[メイン] 佐倉杏子 : 「まあ、その…………」
「マヤのそういう所、悪くないとは……思って………」
少しずつ声が小さくなる。

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………る…」

[メイン] マヤノトップガン : 「…………ふ、ふ〜〜ん……?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「な、なんだよ……」
たじろぎつつ、少しだけ伺うようにマヤを見る。

[メイン] マヤノトップガン : 「じ、じゃあ……マヤからも言わせてもらうけど……!」

[メイン] マヤノトップガン : 「キョーコちんの……その、大人びてつんつんってした中に……小さい女の子みたいなとこ、隠してるのが……」

[メイン] マヤノトップガン : 「…………もっと、見たぃ…………っていうか……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「はっ、はあ……!?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「なっ……急に何言って………!!」

[メイン] マヤノトップガン : 「まっ、マヤにもわかんないし……っ!!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………」
どうすりゃいいんだよ、これ。

[メイン] 佐倉杏子 : 「……」
ごまかすように、紅茶を少し飲む。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………」
そうだ

[メイン] 佐倉杏子 : 「……こっちも食うかい?」
ミートパイを指し。

[メイン] 佐倉杏子 : 強引すぎるけど、今はこうするしかねえ

[メイン] マヤノトップガン : 「……」
同じように紅茶に手をつけながら、味には手がつかず……ちらちらと相手を観察する。

[メイン] マヤノトップガン : 「……う、うん……ありがと」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……」
一口大に切り離し、

[メイン] 佐倉杏子 : 「……ほらよ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……あ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あ………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………あー…………ん」

[メイン] マヤノトップガン : 「…………」

[メイン] マヤノトップガン : はむん。

[メイン] 佐倉杏子 : そっとマヤの口元に運んでいく。

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………どう?」

[メイン] マヤノトップガン : 「んっ……」
しばし味わって。

[メイン] マヤノトップガン : 「……ありがと。……なんか、これまで食べた中で一番かも」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……そっか、よかったよ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……」
紅茶を飲む。

[メイン] 佐倉杏子 : ───そういえば、

[メイン] 佐倉杏子 : こうして誰かと二人っきりで紅茶飲むの、いつ以来だったかな。

[メイン] マヤノトップガン : 「………………」

[メイン] 佐倉杏子 : しかしまあ……マヤとはついさっき知り合ったばっかだし、

[メイン] 佐倉杏子 : 話す内容なんか浮かばねえ……。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………食い終わったし、またなんか頼む?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「紅茶もそろそろ飲み終わるしさ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……えへへ。やっぱ食いしん坊さんだね」

[メイン] マヤノトップガン : 「頼もっか」

[メイン] 佐倉杏子 : 「変な所無理矢理連れてこられたんだ、好き勝手頼んで店に打撃与える権利くらいはある」

[メイン] 佐倉杏子 : 「だな」

[メイン] マヤノトップガン : 「にひひ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……最初は注文するのも渋ってたのにね。ここの味が好きになっちゃった?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………かもな」

[メイン] 佐倉杏子 : 「じゃ、店員呼ぶの頼むね、マヤ」

[メイン] マヤノトップガン : 「はいはーい、店員さーんっ」

[メイン] ユージン : 「はーい」

[メイン] ユージン : 「今いきまーす」

[メイン] GM : 少しして、店の奥から店員が歩いてきました

[メイン] ユージン : 「はい、ご注文ですか?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そうだね………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………」
さっきマヤが聞いた時は特に答えて貰えなかったけど……。

[メイン] 佐倉杏子 : 「おすすめとかって、ある?お茶と軽食」

[メイン] マヤノトップガン : 「この店のおすすめって、あるかな?」

[メイン] ユージン : 「おすすめですか……」

[メイン] マヤノトップガン : 「……あ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「どうしたマヤ?」

[メイン] マヤノトップガン : 「…っ、ううん」

[メイン] ユージン : 「うちは基本的に全部おすすめですね」

[メイン] 佐倉杏子 : 「へ~……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「じゃ、どうしよっかな」

[メイン] ユージン : 「全部美味しいですから、あとはもう個人の好みでしょう」

[メイン] マヤノトップガン : 「……すごい自信だね〜?」

[メイン] ユージン : 「それはもう」

[メイン] 佐倉杏子 : 「まっ、色々と気にくわないけど、確かに味だけは認めてやってもいいよ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「さて……」
メニューを見る。

[メイン] マヤノトップガン : 「あ……じゃあ、今度はキョーコちんがマヤの分も選んでよ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……いいの?こういうのあんまり詳しくないけど」

[メイン] マヤノトップガン : 「大丈夫だよ、だって店員さんも全部お勧めって言ってるんだし」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ん、わかったよ」

[メイン] 佐倉杏子 : ふと、以前一緒にいたあいつを思い出す。

[メイン] 佐倉杏子 : 紅茶に関してはいつも勧められる立場だったけど、他人になにか勧める初めてだな……。

[メイン] 佐倉杏子 : 「じゃあ、あたしはリンゴのタルトとアールグレイ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「マヤは……ダージリンとイチジクのタルトで」

[メイン] 佐倉杏子 : さっき、ダージリン飲みたそうに言ってたよな、マヤ。

[メイン] マヤノトップガン : 「はーいっ♪」

[メイン] ユージン : 「かしこまりました、佐倉様がリンゴのタルトとアールグレイ
 マヤノトップガン様がダージリンといちじくのタルト」

[メイン] ユージン : 「では少々お待ちください」

[メイン] 佐倉杏子 : 「頼んだよ」

[メイン] 佐倉杏子 : さて、

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………」

[メイン] 佐倉杏子 : 喋ること、なんもない。

[メイン] マヤノトップガン : 「…………」

[メイン] 佐倉杏子 : マヤ自身についてなんか聞くか?いや……

[メイン] マヤノトップガン : 「キョーコちんはさ」

[メイン] マヤノトップガン : 「仲良いお友達とか、いるの?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………」

[メイン] マヤノトップガン : 「…………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…は………?」
単純に不意を突かれたような様子で。

[メイン] マヤノトップガン : 「あ……えっと、ううん」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………まあ、」

[メイン] マヤノトップガン : 「話すことないな〜というか、マヤまだキョーコちんのこと何も知らないなって思って」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……そうだね」

[メイン] 佐倉杏子 : 「友達とは、またちょっと別になるけど」

[メイン] 佐倉杏子 : 「一人はそういうの、いたよ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………昔の話だけどね」

[メイン] マヤノトップガン : 「ん……そ、そっか」

[メイン] マヤノトップガン : 「……う、ごめんね…?…なんか」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…別にいいよ、大した話でもないし。困るってほどでもないから」

[メイン] 佐倉杏子 : 「聞いてもあんまり面白い話じゃないだけ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………」
マヤが折角話振ってくれたってのに、何してんだあたしは。

[メイン] 佐倉杏子 : 紅茶でもなんでもいいから早く………

[メイン] ユージン : 「お待たせしました」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……!」

[メイン] ユージン : 「こちらダージリンとアールグレイになります」

[メイン] マヤノトップガン : 「……!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ありがとね」

[メイン] GM : 金で装飾されたロココ調のティーセットをマヤノトップガンの前に
柑橘の絵付きのティーセットを佐倉杏子の前に置いた

[メイン] マヤノトップガン : 「マヤからもありがとね!…んん〜、やっぱ大人のレディっぽい香り♪」

[メイン] ユージン : 「こちらも先程と同じくミルク、レモン、ジャム、砂糖のトッピングがございます
 お好みでどうぞ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「うん、悪くないよ」
紅茶の匂いを嗅ぐ。

[メイン] ユージン : 「軽食の方はもう少々お待ちください」

[メイン] 佐倉杏子 : 「はいはい、じゃあまた後で」

[メイン] マヤノトップガン : 「は〜い!」

[メイン] GM : 店員は店の奥へと歩いて行きました

[メイン] 佐倉杏子 : 「じゃあ、飲むか」

[メイン] マヤノトップガン : 「うんっ、あったかいうちに」

[メイン] 佐倉杏子 : トッピングは……

[メイン] 佐倉杏子 : 「………」
そのまま、何も入れず口に運ぶ。

[メイン] 佐倉杏子 : 好みとは別だけど、今回も入れなくていい。
ちょっと、懐かしい気分に浸りたい。

[メイン] 佐倉杏子 : あいつがたしか、こうして飲んでたから。

[メイン] マヤノトップガン : 「…………」
少し緊張した面持ちで、ゆっくりと口に運ぶ。

[メイン] マヤノトップガン : 「……ぷふっ、ちょっとシブいかもだけど……マヤは大人だから、これくらいが丁度いいかも☆」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そっか、お前割りとしっかりしてるもんな」

[メイン] マヤノトップガン : 「え、えへへ…!でしょ〜?☆」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………さっきの話だけどさ」

[メイン] マヤノトップガン : 「うん?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「本当に、くっだらない話だよ」

[メイン] マヤノトップガン : 「なになに?」

[メイン] 佐倉杏子 : 手の甲をそっと見せる。

[メイン] マヤノトップガン : 「……?」

[メイン] 佐倉杏子 : そして指に填められた指輪から、魔法少女の証であるソウルジェムが飛び出る。

[メイン] 佐倉杏子 : 飛び出たソウルジェムを、そっと手で受け止める。

[メイン] マヤノトップガン : 「なっ、なにこれ……っ!?すごい!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「これさ、」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしが昔バカやったせいで持った力なんだ」

[メイン] マヤノトップガン : 「う、うん……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「意味わかんないだろうけど、魔法少女って言ってさ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「願い叶える代わりに、戦わなくちゃならない身にさせられるんだよ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……え、えっと……つまりさ」

[メイン] マヤノトップガン : 「キョーコちんは、今も魔法で何かと戦ってるってこと……?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ま、一応そうではあるね」

[メイン] マヤノトップガン : 「わぁ……!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「昔とはだいぶ戦う理由変わっちゃったけどね」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……昔はさ、」

[メイン] 佐倉杏子 : 「誰かのために願い捧げて、誰かのために戦って」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そうしたいって、思ってた事もあったんだよ」

[メイン] マヤノトップガン : 「うっ、うん……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そんな時にある奴に出会ってさ、」

[メイン] マヤノトップガン : 杏子の話に聞き入るように、相槌を重ねる。

[メイン] 佐倉杏子 : 「そいつは昔のあたしと同じで、誰かのために戦い続けるお人好しだったんだよ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そんでもって、本当に強かった」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしにとってそいつの背中はひたすら大きかった」

[メイン] 佐倉杏子 : 「追いかけたいって、思った」

[メイン] マヤノトップガン : (……こくこく)

[メイン] 佐倉杏子 : 「憧れだった。そばにいたい、って思った」

[メイン] 佐倉杏子 : 「趣味も性格も大分違うけど、色々あってそいつとは実際それなりに距離は縮まった」

[メイン] 佐倉杏子 : 「楽しかったよ、あの頃は」

[メイン] 佐倉杏子 : 「でもさ、」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「結局あたしなんかじゃあいつとは、住む世界が違ったんだ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「言っちまうと親父の話を皆に聞いてほしくて、それを叶えるために魔法少女になったんだよあたしは」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ただそれは、あたしが一方的に願った物でしかなかった」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしの願いに気づいた親父は、あたしを罵って、ヤケ起こして」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そのままあたしだけ残して無理心中さ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「自分勝手だったんだよあたしは」

[メイン] 佐倉杏子 : 「それにさ……」

[メイン] マヤノトップガン : 「……え……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「それ起きたとき、自分でも思っちまったんだよ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「他人のために願い使うなんて、馬鹿みたいだって」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あいつはあたしより強くて、あたしよりも長く魔法少女をやってたんだ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「だけどさ、あたしみたいにはならず、ずっとまっすぐで強かったんだ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「こんな最低な考え浮かべてるあたしでも、あたしがそんな考え浮かべてる事知っても、」

[メイン] 佐倉杏子 : 「手を差し伸べようとするぐらいにはまっすぐで…………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………耐えられなかったんだよ、あたし自身が」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしなんかが、そんなあいつと一緒にいることが」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……別れた後は、実際好き勝手やってんだよ、あたし」

[メイン] 佐倉杏子 : 「結構便利だし強い力だからね」

[メイン] 佐倉杏子 : 「腕っぷしで困ることなんかまずないし、盗みにだって使いたい放題」

[メイン] マヤノトップガン : 「……!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「割りきっちゃえば、楽なもんだよ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「だから、やっぱりあたしは、あいつと一緒にいれるような存在じゃない」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「悪いね、長々と喋っちゃって」

[メイン] 佐倉杏子 : 「まあ最初に言ったし別にいいよね、つまんない話だって」

[メイン] マヤノトップガン : 「……ううん、いいけど」

[メイン] マヤノトップガン : 「……その、さっき言いかけたお友達だよね……"あいつ"って」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……そうだよ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………ただ友達ってよりは」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………やっぱいい、面倒だから友達ってことで」
そこから先を言う資格は、あたしにはない。

[メイン] マヤノトップガン : 「……そっか」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……もっと」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………友達よりももっと、ずっと近い存在に、感じてた」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……いや」

[メイン] 佐倉杏子 : 「感じたかった……」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……もう、過ぎた話だよ」

[メイン] ユージン : 「お待たせしました、りんごのタルトとイチジクのタルトです」

[メイン] マヤノトップガン : 「あ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………ありがとな」
ユージンに一声

[メイン] GM : 佐倉杏子の前にリンゴのタルトを、
マヤノトップガンの前にイチジクのタルトを置いた。

[メイン] マヤノトップガン : 「……ん、ありがとね」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……食うか」

[メイン] マヤノトップガン : 「……その前にさ、一つ聞いていいかな?」
ユージンが去ったのを確認して。

[メイン] 佐倉杏子 : 「……いいけど」

[メイン] マヤノトップガン : 「どうして」

[メイン] マヤノトップガン : 「そんな大事な話を、マヤにしてくれたの?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………」

[メイン] 佐倉杏子 : どうして、

[メイン] 佐倉杏子 : マヤは嫌いじゃない、それなりに親しくなったとも思う。
だけどハッキリ言って、まだ今日知り合った存在の域からはそう出ちゃいない。

[メイン] 佐倉杏子 : どうして、

[メイン] 佐倉杏子 : もう割りきった、巴マミとの事は。

[メイン] 佐倉杏子 : あいつとは、もう。

[メイン] 佐倉杏子 : 必然でしかなかった。

[メイン] 佐倉杏子 : どうして、

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………………」

[メイン] マヤノトップガン : 「…………」
可愛らしく、それでも真剣な眼差しで一点を見つめる。

[メイン] 佐倉杏子 : そうか、あたしは…………。

[メイン] 佐倉杏子 : 今飲んだ紅茶のこと、それの何が作用したのか

[メイン] 佐倉杏子 : あたしには、ある程度分かる。

[メイン] 佐倉杏子 : …………誰かに、

[メイン] 佐倉杏子 : 誰かに、話したかったんだ。

[メイン] 佐倉杏子 : この事を

[メイン] 佐倉杏子 : 自分ではそうじゃないと思ってた。
思い込んでた。

[メイン] 佐倉杏子 : 本当はずっと、引っ掛かり続けてた。

[メイン] 佐倉杏子 : 引きずり続けてた。

[メイン] 佐倉杏子 : マミさんとの………

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「話したかった、んだろうな」

[メイン] マヤノトップガン : 「……そっか」

[メイン] マヤノトップガン : 微笑みかけるも、その表情はどこか寂しげに。

[メイン] 佐倉杏子 : 「……食べるか」

[メイン] マヤノトップガン : 「うん」

[メイン] 佐倉杏子 : リンゴのタルトを一口分、口に運ぶ。

[メイン] マヤノトップガン : 一口。……イチジクの甘みが、じんわりと口内に広がる。

[メイン] 佐倉杏子 : リンゴ、やっぱりあたしは好きなんだな。

[メイン] 佐倉杏子 : 自分の事だから当たり前だけど。

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] 佐倉杏子 : 自分の事か……。

[メイン] マヤノトップガン : 「キョーコちんはさ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……ああ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] マヤノトップガン : 「……わかっちゃうんだよね、マヤ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……そのお友達のこと、諦めきれないんでしょ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………ああ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……そっか」

[メイン] 佐倉杏子 : 「今さら、どうしようもないけどな」

[メイン] 佐倉杏子 : 「もう、戻れないんだよ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] マヤノトップガン : 「もし、そう思うならさ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……」

[メイン] マヤノトップガン : 「……どうして。今の」

[メイン] マヤノトップガン : 「目の前のマヤのこと、もっと見てくれないの?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………どういう意味だ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……っ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……どうして」

[メイン] マヤノトップガン : 「……どうして、昔憧れていた人の話なんか……するの?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………」

[メイン] マヤノトップガン : ……支離滅裂だってことくらい、わかる。

[メイン] マヤノトップガン : ……でも、口から溢れるそれを止めることはできない。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………ごめん、マヤ」

[メイン] マヤノトップガン : 「……っ」

[メイン] マヤノトップガン : 「嬉しかったよ、かわいいだなんて褒められてさ」

[メイン] マヤノトップガン : 「でもね」

[メイン] マヤノトップガン : 「いくら褒められたところで、その"友達"に比べたら……マヤなんて取るに足らないくらいちっぽけな存在でさ」

[メイン] マヤノトップガン : 「それがわかっちゃったときのマヤの気持ち……キョーコちんにわかる?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………」

[メイン] 佐倉杏子 : 見てなかった………………

[メイン] 佐倉杏子 : そうか…………あたしは………………。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………ごめんな、マヤ」

[メイン] 佐倉杏子 : 今のあたしには、それ以上言えることがない。

[メイン] 佐倉杏子 : 昔からからそうだったんだ。
そして今も、目の前で。

[メイン] マヤノトップガン : ……ぽた、ぽたと。タルトの表面に滴が垂れる。

[メイン] 佐倉杏子 : マヤに散々言いたいこと一方的に押し付けて、マヤ自身の事なんて見てなかった。

[メイン] 佐倉杏子 : あたしは、あたしは………………。

[メイン] 佐倉杏子 : 言える事なんて、何もない。

[メイン] 佐倉杏子 : じゃああたしは…………、

[メイン] 佐倉杏子 : ────簡単だ。

[メイン] 佐倉杏子 : 今のあたしらしく、すればいい。

[メイン] 佐倉杏子 : マヤなんて今日会ったばかりの他人でしかない。

[メイン] 佐倉杏子 : 今のあたしらしく、自分勝手に振る舞って、
そして…………

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………ありがとな、マヤ」

[メイン] マヤノトップガン : 「…………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ずっとあたしに足りなかった物、ようやく見えた」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あいつと、もう一度だけ向き合ってみる」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] マヤノトップガン : ゆっくりと、席を立つ。

[メイン] 佐倉杏子 : 「もう一つ言いたいことがある」

[メイン] マヤノトップガン : 「……いい」

[メイン] マヤノトップガン : 「嫌い。キョーコちんのことなんて、大嫌い」

[メイン] マヤノトップガン : 「…………だからさ。出てってよ」

[メイン] マヤノトップガン : 「出てってよ!!!!」

[メイン] 佐倉杏子 : 「じゃあ勝手に言う」

[メイン] 佐倉杏子 : 「既に言ったよな。あたしは自分勝手だって」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「それ聞いて別に嫌な顔もしなかったよな」

[メイン] 佐倉杏子 : 「だから勝手に言わせてもらう」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしの───」

[メイン] 佐倉杏子 : ─────────

[メイン] マヤノトップガン : ……やめて、お願い━━━━

[メイン] 佐倉杏子 : 「──あたしは今、お前を友達だと思ってる」

[メイン] 佐倉杏子 : 「大切だと思ってる」

[メイン] 佐倉杏子 : 「心の底から」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「一方的に言わせてもらう」

[メイン] 佐倉杏子 : 「お前がどう思おうと、お前と今後どうなろうと関係ない」

[メイン] 佐倉杏子 : 「これから先、一生出合うことがなくても関係ない」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしはそう思ってる」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしにとってお前は友達だ」

[メイン] マヤノトップガン : …………。

[メイン] マヤノトップガン : ━━どうして。

[メイン] マヤノトップガン : ━━どうして、私を……これ以上、絶望させようとするの?

[メイン] 佐倉杏子 : 「あと更に言うなら、さ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「マヤのこと、もっと知りたい」

[メイン] 佐倉杏子 : 「まだあたしら今日会ったばっかじゃん?」

[メイン] 佐倉杏子 : 「なんも知らないわけだし」

[メイン] 佐倉杏子 : 「だからさ、」

[メイン] 佐倉杏子 : 「もっと色々知って、今よりもっと仲良くなりたい」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] マヤノトップガン : 「もう一回だけしか言わないよ。出てって」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ああ、わかったよ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「じゃあな」

[メイン] マヤノトップガン : 「……ん」

[メイン] 佐倉杏子 : 荷物まとめて……っつってもあたしは元から何も持ってきちゃいないけど。

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………」
言っちまった以上、今後は向き合ってくしかない。

[メイン] 佐倉杏子 : マヤをこんなにさせた以上、あたしは。

[メイン] 佐倉杏子 : 「……………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……どうすりゃ帰れんだよ、これ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………マヤ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「帰り方、割りと真面目に分かんないんだけど」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「……」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………」
そういえば店員いたよな。

[メイン] 佐倉杏子 : 「……おい」
八つ当たり気味に、乱暴に呼ぶ。

[メイン] ユージン : 「はーい、ご注文……では、なさそうですね」

[メイン] 佐倉杏子 : 「悪いけど帰らせてもらうよ」

[メイン] マヤノトップガン : ……机の上で、2/3ほども残ったタルトを視界の隅に。

[メイン] 佐倉杏子 : 「飯と紅茶はよかったよ。それだけ言っておくね」

[メイン] ユージン : 少し悲しげに微笑んで

[メイン] ユージン : 「かしこまりました。
 こちらは店長からの贈り物です」

[メイン] GM : オレンジ色の百合を一輪、佐倉杏子へと差し出した。

[メイン] 佐倉杏子 : 「なにこれ?」

[メイン] ユージン : 「見ての通り、当店は百合をモチーフとしていますから……
 退店時に、その方にあった百合を一輪、お渡ししているんです。」

[メイン] 佐倉杏子 : 「へえ」

[メイン] ユージン : 「……又のご来店を、お待ちしております」

[メイン] 佐倉杏子 : 「………………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「ごめんちょっと待って」

[メイン] ユージン : 「はい」

[メイン] 佐倉杏子 : 机の上を見る。

[メイン] 佐倉杏子 : タルト、まだ残ってんじゃん。

[メイン] 佐倉杏子 : 「それ食わないの、お前」

[メイン] 佐倉杏子 : 「自分の分」

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] マヤノトップガン : 「…………後で食べる。」

[メイン] 佐倉杏子 : 「そう、じゃあいい」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたし食べ物粗末にする奴嫌いだからさ、残すって言ったらお前のこと嫌いになってたわ」

[メイン] 佐倉杏子 : 「あたしは自分の分全部食ったしな」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「もう二度とここ来ないと思うし、最後に一口だけ貰うよ」

[メイン] 佐倉杏子 : ザクロのタルトをさっと一口分切り、食べる。

[メイン] マヤノトップガン : ……

[メイン] マヤノトップガン : 最後まで勝手な事を。

[メイン] 佐倉杏子 : 「じゃあね」

[メイン] GM : 店員が深々と頭を下げるのと同時に、佐倉杏子の頭の中を甘い百合の香りが満たします。
そして、意識はゆっくりと睡魔の中へと溶けて行きます。

[メイン] GM : マヤノトップガンが瞬きをする間に、佐倉杏子の姿はその場から消えました。

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] マヤノトップガン : ……だん、と床に靴裏を叩きつける音。

[メイン] マヤノトップガン : 無言で席に戻り、もう味もわからないイチジクのタルトを黙々と口に運ぶ。

[メイン] マヤノトップガン : 欠片も残さないように掬い上げ、片付いたところで。

[メイン] マヤノトップガン : ただ、手を挙げる。

[メイン] ユージン : 「はい、何か御用でしょうか」

[メイン] マヤノトップガン : 「ありがと。食べ終わったからマヤも帰るね」

[メイン] マヤノトップガン : 「……さっきまで、そこに居た人と一緒。紅茶と軽食はとっても美味しかったよ」

[メイン] ユージン : 「…………かしこまりました」

[メイン] マヤノトップガン : 「……それと、悪いけどここにはもうマヤのこと呼ばないでくれると嬉しいな」

[メイン] ユージン : 「わかりました、残念ではありますが……
 それがご要望であれば。」

[メイン] マヤノトップガン : 「うん。……ごめんね」

[メイン] ユージン : 「……こちら、店長からの贈り物です」

[メイン] GM : そう言うと、マヤノトップガンへ、赤い百合を一輪差し出しました。

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] マヤノトップガン : 「よかったら、最後に聞いてもいいかな?どういう意図がこもってるのか、とか」

[メイン] ユージン : 「……百合は、色によって花言葉を変えます」

[メイン] ユージン : 「赤い百合の花言葉は『暖かさ』そして『優しさ』……
 お客様にぴったりかと」

[メイン] マヤノトップガン : 「……ふぅん」

[メイン] ユージン : 「……」

[メイン] マヤノトップガン : 「素敵な贈り物ありがとね、ちょっとは元気出たかも」

[メイン] ユージン : 「なら、良かったです」

[メイン] マヤノトップガン : 精一杯の微笑みを向けるが。

[メイン] マヤノトップガン : その百合の色に、どうしてもあの人の鮮やかな髪色がちらついて。

[メイン] ユージン : 「……ご来店、ありがとうございました」

[メイン] マヤノトップガン : 「……うん」
ぺこりと……すぐに崩れてしまいそうな顔を見られないように。

[メイン] マヤノトップガン : 「じゃあね」

[メイン] GM : 店員が深々と頭を下げるのと同時に、マヤノトップガンの頭の中を甘い百合の香りが満たします。
そして、意識はゆっくりと睡魔の中へと溶けて行きました。

[メイン] マヤノトップガン : 「……」

[メイン] マヤノトップガン :

[メイン] マヤノトップガン :

[メイン] GM : 目が覚めると、あなたはほんの10分だけうたた寝をしていたようでした。

[メイン] GM : 微睡の中で見た白昼夢だったのでしょうか。

[メイン] GM : しかし、それを否定するかのように、あなたの手に握られていたのは、一輪のみずみずしい百合です。

[メイン] 佐倉杏子 : 「………っ」
夢……か?

[メイン] 佐倉杏子 : 「………チッ」

[メイン] 佐倉杏子 : 夢じゃねえのかよ。

[メイン] 佐倉杏子 : …………

[メイン] 佐倉杏子 : 今は、何も言うこと何てないよ。

[メイン] 佐倉杏子 : あの時ああ言った以上、やることやる。
それだけ。

[メイン] 佐倉杏子 : 「……どうすりゃいいんだろうね」
顔会わせようにも、まず会わせられるだけの身なりにならなきゃだけど、

[メイン] 佐倉杏子 : 家も家族も身寄りも一切なし。
ハッキリ言って今更この力使って好き放題やる生活抜け出せって言われても無理だよ。

[メイン] 佐倉杏子 : とはいってもまあ、やるしかない。

[メイン] 佐倉杏子 : 遠いかもしれないけど、絶対に向き合う。

[メイン] 佐倉杏子 : しっかりと向き合う。
それは今まであたしがずっとしてなかった事だから。

[メイン] 佐倉杏子 : ついさっきも、一切やってない事だったから。

[メイン] 佐倉杏子 : ……マヤのお陰で、ようやく気付かされた事だから。

[メイン] 佐倉杏子 : マヤを傷付けて、ようやく気付けた事だから。

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………………」

[メイン] 佐倉杏子 : 「…………性格も」

[メイン] 佐倉杏子 : 「少しぐらい、直さなきゃな」

[メイン] 佐倉杏子 :  

[メイン] 佐倉杏子 :  

[メイン] 佐倉杏子 :  

[メイン] GM : 目が覚めると、あなたはほんの10分だけうたた寝をしていたようでした。

[メイン] GM : 微睡の中で見た白昼夢だったのでしょうか。

[メイン] GM : しかし、それを否定するかのように、あなたの手に握られていたのは、一輪のみずみずしい百合です。

[メイン] マヤノトップガン : 「………ん……ここは」

[メイン] マヤノトップガン : 「……あ、テイオーちゃん!どうしたの……って」

[メイン] マヤノトップガン : 「……え?マヤ、倒れて目ぇ醒さないからって……あー、心配かけちゃってごめんね」

[メイン] マヤノトップガン : 「トレーナーちゃんにも連絡……って、あはは……大袈裟だって!」

[メイン] マヤノトップガン : 「……うん!見ての通りマヤは元気ばっちりだよ!」

[メイン] マヤノトップガン : 「そろそろ冬のG1も近いし、午後のトレーニングがんばんないと!テイオーちゃんも会長にかっこいい姿見せたいんでしょ〜?」

[メイン] マヤノトップガン : 「とにかく、お世話ありがとね……お礼に今度、勉強でわかんないところあったらマヤが教えてあげる!」

[メイン] マヤノトップガン : 「……え?いや、本当に大丈夫だって……鏡?」

[メイン] マヤノトップガン : 「……うわ、こんな腫れた目でトレーナーちゃんに会ったら嫌われちゃうとこだった……あぶないあぶない」

[メイン] マヤノトップガン : 「……オッケー、まだトレーニングまではちょっと時間ある!よーし、今からちゃんとお化粧して」

[メイン] マヤノトップガン : 「少しぐらい、直さなきゃね」

[メイン] マヤノトップガン :

[メイン] マヤノトップガン :

[メイン] マヤノトップガン :

[メイン] GM : 宴だァあああ〜〜〜!!!

[メイン] 佐倉杏子 : 宴だァァアア~~~~~!!!!

[メイン] マヤノトップガン : 宴だ〜〜〜〜〜〜〜〜☆

[メイン] GM : 佐倉何やってんだお前ェ!!!!

[メイン] マヤノトップガン : ホントだよ!!!

[メイン] 佐倉杏子 : びっくりするほど糞ムーブかました

[メイン] 佐倉杏子 : 佐倉杏子ファンごめんなさい。

[メイン] マヤノトップガン : ま、マヤは激情ぶつけられて楽しかったけどね〜☆

[メイン] GM : べちゃべちゃしてて良かったのはそう

[メイン] 佐倉杏子 : マヤが楽しかったって言ってくれると少しは救いになる

[メイン] マヤノトップガン : いきなり元カノの話を出されたら、マヤは、どう百合したら、いいのか、わからなくなる。

[メイン] GM : 最初の食い物警戒とかはそれっぽくて良かっただろ

[メイン] GM : それはそう

[メイン] GM : タイマン卓の姿か?これが…

[メイン] 佐倉杏子 : 正直あたしのミスすぎてなんも言えねェ

[メイン] マヤノトップガン : マヤはキョーコちん責めるつもりはないよ〜〜☆

[メイン] マヤノトップガン : RPはきれいに一貫してたし、設定の作り込みとかもすごかったし!

[メイン] GM : それはそう

[メイン] 佐倉杏子 : うわ!ありがとう!

[メイン] GM : 実際最初の方の食い物警戒とかはそれっぽかったしなァ…

[メイン] マヤノトップガン : だからあの場面でマヤを振れる芯の強さはすごいと思うよ☆

[メイン] 佐倉杏子 : 酷い話だけどそこ褒められるとマジで嬉しい

[メイン] GM : ただまあ割って入れる余地がないなら最初に言っておくのがいいかもな、ルフィ

[メイン] 佐倉杏子 : それはそう

[メイン] マヤノトップガン : マヤは……ここ数回の百合の敗北者率が……

[メイン] GM : 泥酔してそう

[メイン] マヤノトップガン : 水だと思ったらお酒だったのが悪いから☆

[メイン] 佐倉杏子 : 百合卓で不戦敗押し付ける奴あたしくらいしかいないだろうから今回のはノーカンだ

[メイン] マヤノトップガン : 海賊卓……☆

[メイン] GM : カルラ失せろ

[メイン] 佐倉杏子 : うっ……

[メイン] GM : お前かよ!!!!

[メイン] マヤノトップガン : えっ……☆

[メイン] 佐倉杏子 : いやカルラはあたしじゃねえ

[メイン] マヤノトップガン : びっくりしたぁ……

[メイン] GM : なら良かった

[メイン] 佐倉杏子 : あたしは百合卓にガチノンケ持ち込んだ事はあるがカルラはしてない

[メイン] マヤノトップガン : こわい

[メイン] GM : 何やってんだお前ェ!!!!